壷中園 Blog

マンガとライトノベルの備忘録、壷中園(こちゅうのえん)。 基本は「誉め」。 2009年3月開設。 飽きるまで続けます。

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【ラノベ】アクセル・ワールド

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
(2009/02)
川原 礫

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いちばん新しい電撃大賞、大賞受賞作です。

あらすじ



仮想空間への接続が一般的になった、近い未来の日本。
生活のあらゆるところに「ニューロリンカー」がめぐらされ、
格段に進歩した超情報化社会が現実のものとなった。

しかし。
どんなに時代が変わっても、相変わらず虐げられる者がいた。
鈍重で、卑屈で、ひっこみ思案なおデブのハルユキ。
彼は今日もひとりバーチャルゲームに興じる。
ひっそりと誰にも知られず、トイレにこもって……。

そんな学校階級の最下層に位置する彼が、
学校一の有名人、美貌の少女・黒雪姫に出会ったとき
たちまちにして物語の主人公となった。

合言葉はバーストリンク!
速く、誰よりも速く!
前人未到の階段を駆け上がる、ピンクのブタの加速は止まない!

感想1 「解説」という名の贅沢な蛇足



川上稔先生は病気!!

この人は本を厚くしないと死ぬんですか?(※1)


さて。
巨大な釣り針を早々に片付けて(笑)
さっそく本題へ。

感想2 イラストが痛さを緩和している



面白さはさすがの電撃大賞です。
文章表現も上手で、デビュー第1作とは思えない完成度。
丁寧で分かりやすい描写でありながら、
今作最大の肝である「スピード感」も損なっていません。

それにしても、この作品は「痛い」。
具体的には、主人公ハルユキの性格の問題です。
とにかく後ろ向きで、卑屈。
しかも、どこか自分に跳ね返ってくる感情だから余計に。

ところが、それをイラストがうまくごまかしています。
とりわけ、ハルユキの造形は秀逸です。
「卑屈ないじめられっ子」という感情移入したくないキャラを
「ライトノベルの主人公」として認められるように描いています。
このデザインがもっと醜くみじめなら、あるいはもっとリアルなら、
きっと読者は自己を投影することにためらいを感じるでしょう。
しかし、見方によってはチャーミングにも映るハルユキの見た目は、
この作品の「痛さ」をカモフラージュすることに成功しています。
私はそこに妙に感心してしまいました。


さすがの大賞受賞作。
早く続刊が読みたい一冊です。


※1……「終わクロ」でググる推奨。
  1. 2009/03/10(火) 00:00:00|
  2. 電撃文庫
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  4. | コメント:0

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