壷中園 Blog

マンガとライトノベルの備忘録、壷中園(こちゅうのえん)。 基本は「誉め」。 2009年3月開設。 飽きるまで続けます。

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【ラノベ】神のまにまに!~カグツチ様の神芝居~

神のまにまに!―カグツチ様の神芝居 (電撃文庫)神のまにまに!―カグツチ様の神芝居 (電撃文庫)
(2009/04/10)
山口 幸三郎

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第15回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>受賞作。

あらすじ


八百万の神々そのことごとくが雲隠れした日本で、
商社の営業マン・品部人永の頭上にだけなぜか神様が宿っていた。
小さな女の子の姿をした神様の名は「ヘッポコ様」。
人永が物心ついた頃から、彼の頭の上に乗っかっているのだ。

大好きな酢コンブをしゃぶる以外なにもしないヘッポコだが、
そのマスコット的可愛さが営業トークのツカミにはうってつけ。
おかげで人永の営業成績はトップクラスだ。
一方、無類の女好きである人永にとって、
ナンパの成功率を下げるヘッポコの嫉妬深さは邪魔でもあった。

そんな持ちつ持たれつ(?)な二人のもとに、
政府から「やおよろず神議会」所長を名乗る美人高官がやってきた。
彼女は人永を部下として招き入れ、雲隠れした神様を探し出すのだと言う。
社長はすっかり買収済みで、とんとん拍子に話はすすみ、
人永は否応なく怪しい任務の公務員となってしまった。

かくして西へ東へ走りまわり、神さまの愚痴を聞く仕事が始まる!

感想


舌足らずな幼女声の「あい♪」の脳内再現率は異常。

ヘッポコ様がニコニコと返事するときの
「あい♪」
という声が、ありありと脳内で再生されて困ります。
ヘッポコ様の可愛さの90%はこの返事に集約されていると言っ……たら過言です。それは過言。ほかでも可愛い。ともかく、チビ形態のヘッポコ様の可愛さは只事ではありません。

話としては起承転結を備えたオーソドックスな作りをしており、
大変読みやすいことに好感を持ちました。
クライマックスの泣かせ展開も、確実に涙腺を刺激する出来です。

また、ヒロイン2人がどちらもストレートに好意を表すのが、
ツンデレが隆盛を極める昨今にあってかえって新鮮ですらありました。
デレデレって、やっぱりフツーに良いものですよね。

日本全国の神々をたずねて歩く、神様探訪ラブコメ。
続刊が気になる一冊です。
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  1. 2009/04/16(木) 00:00:00|
  2. 電撃文庫
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【ラノベ】血吸村へようこそ

血吸村へようこそ (電撃文庫)血吸村へようこそ (電撃文庫)
(2009/03/10)
阿智 太郎

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あらすじ


貧乏SF作家を父にもつ少年、直樹。
彼は父の気まぐれ(と経済的な理由)によって
都会から遠く離れた治水村へと引っ越してきた。

そして転校早々、彼の身にふりかかる幸運につぐ幸運!
年下の女の子から手作り弁当でもてなされ、
ボーイッシュで姉貴肌なクラスメイトに親友認定され、
麗しの生徒会長&側近から熱烈なラブコールをうける!

思わぬモテモテぶりに心ときめき、
直樹の中の青少年がむくむくと頭をもたげる!
いったいぜんたい、ど~してモテる!?

その秘密はこの村の名に隠されていた。
治水(ちすい)村……またの名を「血吸村」!?

よりどりみどりの美少女が生き血を求めて飛びかかる!
はたして直樹は無事に人間のままこの村を出られるのか!?

感想


俺っ娘、可愛すぎるっ!!

具体的には智衣ちゃんです。
(表紙右側の褐色肌・ボーイッシュ少女)
運動神経抜群の少女が初めて感じる恋心。
大変良いものですね。
一般的に褐色娘は多数の人気を獲得できない属性な気がしますが
この1巻終了時点では文句なく正ヒロイン化しております。
あっぱれ。

それはともかく、
この作品は会話を中心に構成されていて非常に読みやすいのが特徴です。
しかもお約束展開で確かな安心感があります。
まぁベタと言えばその通りですが、
狙いを外さないラブコメ展開のオンパレードは終始ニヤニヤもの。
閉ざされた村が外界とどう繋がっているの?
牛乳だけで産業は成り立つの?
羨ましい主人公はいつ死ぬの?
んなことは考えるだけ野暮です。
頭をからっぽにしてサクサクっと読むのがイチバン。

かわいい吸血少女満載のオムニバス小説。
続きが早く読みたい一冊です。

  1. 2009/03/17(火) 00:00:00|
  2. 電撃文庫
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【ラノベ】アクセル・ワールド

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
(2009/02)
川原 礫

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いちばん新しい電撃大賞、大賞受賞作です。

あらすじ



仮想空間への接続が一般的になった、近い未来の日本。
生活のあらゆるところに「ニューロリンカー」がめぐらされ、
格段に進歩した超情報化社会が現実のものとなった。

しかし。
どんなに時代が変わっても、相変わらず虐げられる者がいた。
鈍重で、卑屈で、ひっこみ思案なおデブのハルユキ。
彼は今日もひとりバーチャルゲームに興じる。
ひっそりと誰にも知られず、トイレにこもって……。

そんな学校階級の最下層に位置する彼が、
学校一の有名人、美貌の少女・黒雪姫に出会ったとき
たちまちにして物語の主人公となった。

合言葉はバーストリンク!
速く、誰よりも速く!
前人未到の階段を駆け上がる、ピンクのブタの加速は止まない!

感想1 「解説」という名の贅沢な蛇足



川上稔先生は病気!!

この人は本を厚くしないと死ぬんですか?(※1)


さて。
巨大な釣り針を早々に片付けて(笑)
さっそく本題へ。

感想2 イラストが痛さを緩和している



面白さはさすがの電撃大賞です。
文章表現も上手で、デビュー第1作とは思えない完成度。
丁寧で分かりやすい描写でありながら、
今作最大の肝である「スピード感」も損なっていません。

それにしても、この作品は「痛い」。
具体的には、主人公ハルユキの性格の問題です。
とにかく後ろ向きで、卑屈。
しかも、どこか自分に跳ね返ってくる感情だから余計に。

ところが、それをイラストがうまくごまかしています。
とりわけ、ハルユキの造形は秀逸です。
「卑屈ないじめられっ子」という感情移入したくないキャラを
「ライトノベルの主人公」として認められるように描いています。
このデザインがもっと醜くみじめなら、あるいはもっとリアルなら、
きっと読者は自己を投影することにためらいを感じるでしょう。
しかし、見方によってはチャーミングにも映るハルユキの見た目は、
この作品の「痛さ」をカモフラージュすることに成功しています。
私はそこに妙に感心してしまいました。


さすがの大賞受賞作。
早く続刊が読みたい一冊です。


※1……「終わクロ」でググる推奨。
  1. 2009/03/10(火) 00:00:00|
  2. 電撃文庫
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